くたくたシェルのブログ

気ままに楽しむ燃え殻 (ash) のような人間が自分の頭の舵取りをするために書いています。つぶやくよりは考え、考え過ぎるよりは吐き出す、そんな記録を脳みその外に置きます。

IT化は個人の仕事や組織・社会を革新する可能性がある一方、脅威でもある

表題のことを再認識。以下、引用元ではマーケティングを取り挙げてありますが、私の感想は、マーケティングに限らず、IT化の対象になる顧客の業務全てに当てはまるのではないかと思いました。

引用元:

MarkeZineとITmediaエンタープライズの編集長が解決策を探る:なぜITとマーケティングの協業はうまくいかないのか? - ITmedia エンタープライズ

押久保氏 ITとマーケティングの向いている方向が違うというのは、私も同感です。相手の業務内容を理解していないため相互理解ができず、いがみ合ってしまうという状況になるのだと思います。先ほど、IT部門は仕事がなくなっているというお話がありましたが、実はマーケティング部門もオートメーション化が進み、状況としては似ています。IT活用の基盤が整えば、非常に優秀なマーケターが一人いるだけで事足りる可能性もあります。顧客にアプローチするためのシナリオを100パターン作っておいて、それらの施策の仮説検証をたった一人で回すことも不可能ではありません。つまりITを有効に活用すれば、マーケティング部門にはそんなに人は要らないのではないかという話にもなってきます。

大津氏 IT部門の方が状況は深刻ですが、インフラのところは削減して、それ以外に投資しましょうという流れは同じですね。

押久保氏 はい、マーケティング部門も人ごとではないんです(笑)。むしろテクノロジーに詳しいIT部門の人が、知識を身に付けてマーケティング領域に乗り出してきたら、今のマーケターは不要になってしまう。IT部門の人たちがマーケティング部門にとっては脅威になるということです。だから私は技術のことをよく知っているIT部門の人がとてもうらやましいんです。

文字色を赤にしたのは私ですが、漠然と抱くこの脅威、危機感が両者の溝を作り出しているのではないかと思います。 近年の状況というより、もっと広い意味でのITがそもそも内在しているもの、潜在的で強い葛藤と一種の恐怖や敵意を誘発する部分だと思います。これに飲み込まれずにうまくコントロールするにはどうしたらいいのでしょうかね。